インターネット料金は適正ですか?【インターネットの費用構造の理解】

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あなたが月々に支払っているインターネット料金は適正でしょうか?

不必要に高いお金を払っていませんか?

  • 言われるがままに契約したまま
  • 何に対して支払っているのかわからない
  • 値段が適正なのかすら分からない

このような方も多いのではないでしょうか?

無駄に高額な料金を支払っていたりする可能があります。

本記事では自分で判断ができるようになる基本的な知識を説明します。しっかり理解して不要な支払いをなくしましょう。

3種類の事業者がいることを覚えよう

あなたがインターネットを使うために3つの事業者がかかわっています。

各事業者の主な企業名を載せます。

事業者の種類主な企業
①回線事業者[電話会社系]
  NTT東日本:フレッツ光
  KDDI :auひかり
[電力会社系]
  関西電力:eo光
  九州電力:BBIQ
[ケーブルテレビ系]
  J:COM
など
②プロバイダ@nifty
Plala
OCN
BIGLOBE
So-net
yahoo!BB
J:COM
など
③ネットサービス事業者Yahoo(情報サイト)
google(検索サイト)
youtube(動画配信サイト)
Amazon(ネットショッピング)
楽天市場(ネットショッピング)
Line(チャットサービス)
Skype(ボイスチャットサービス)
Wikipedia(百科事典)
官公庁ホームページ
個人商店のホームページ
など

①回線事業者

あなたの家からプロバイダにつなぐまでの役割を担っている企業です。日本中のどの地域の家庭でもつなげるために、電話会社や電力会社やケーブルテレビなど広く電線(ケーブル)網を持っている企業が多いです。

②プロバイダ

回線事業者とネットサービス事業者をつなぐ役割を担っている企業です。多くのプロバイダ企業が相互に接続しながら、インターネットの網を形成しています。

また海外のインターネットを見れるようにするため海外のプロバイダにつなぐ大規模な海底ケーブルを所有していたりします。

回線事業者とプロバイダは同じ会社が運営しているケースも多くあります。

③ネットサービス事業者

ネットを使ってビジネスを行う企業です。ニュースや動画などの情報を提供したり、ショッピングサイトを運営しています。

普段パソコンで見えるネットの情報(コンテンツ)はここが提供しています。

各事業者の経費はどのようなものがあるか見てみよう

各事業者はどういった設備を持っていて、どういった経費が掛かっているかを知っておくと、自分が支払うお金は何に対しての料金なのかをイメージしやすくなります。

各事業者の主な経費は以下があります。

事業者主な経費
①回線事業者中継装置(ルーター)、中継設備
②プロバイダプロバイダ間をつなぐケーブル(電線)の設置維持費
中継装置(ルーター)、中継設備
海底ケーブル
③ネットサービス事業者サーバープログラム開発費
サーバー維持費用
ニュース提供元などへ支払う代金
人件費や機器電気代などの一般的な経費除く

インターネットをするために最低限必要なのは①回線事業者と②プロバイダに対しする支払いのみです

①回線事業者と②プロバイダの経費はあなたの月々のインターネット使用料金として支払う必要があります。(青字)

つまり月々支払っているネット料金は途中経路の部分に払っていると思ってよいでしょう。

ポイントは、ネットサービス事業者へは必要にならない限り支払う必要はないという点です。

ネットサービス事業者はネット料金を徴収しない代わりに、広告費や、あなたとの都度契約(例:ネットショッピングの商品購入)にる収益により経費をまかなっています。

  • 広告費
  • あなたとの都度契約(例:ネットショッピングで商品購入、映画配信サービスへの加入)

ネットサービス事業者は広告収入だったり、ユーザ個別契約などで別途収入の口がありますから、こちから契約をしない限りお金がかかることはありません。

例えばホームページを見るだけならお金はかかりません。便利なネット地図サービスを使っていても、契約しない範疇の使用であればお金はかかりません。

あひるくん
あひるくん

つまり、必要に応じて契約のもと払うのであって、基本は払う必要はないってことね。

かえるくん
かえるくん

このお金を月々支払わないと使えない部分とそうでない部分の2つを把握しておくことが重要なんだね。

なお、Wikipediaや公官庁ホームページも、運用には経費が掛かっていますが、ユーザから徴収することはせずWikipediaは寄付、公官庁ホームページは税金でまかなわれています。

不要な支払いはないかチェックしよう!

上記で学んだように、インターネットをするのに利用者が最低限負担しなければならない費用は①回線事業者・②プロバイダへの費用(青字部分)のみです。

おおむね以下のような価格になっています。なお機器(ルーター)はパソコンを回線につなぐための機器で必要です。

回線事業者・プロバイダへの料金3,500~5,000円程度/月必要
機器(ルーター)レンタル500~1000円程度/月必要
代表的なインターネット料金の例。回線事業者とプロバイダは通常セットで引き落とされる。

2021年1月現在の標準的なインターネット料金は月額合計4000円~6000円程度が相場です。

もしインターネット料金がこれより高額な場合は、不要なオプションや不要なネットサービスへの契約がされている可能性があります。

例えば明細に以下のように項目が含まれていた場合はネットをするのに直接関係のない項目です。

光TV代金1,000円/月不要 ③のネットサービス事業者に支払う料金で
ネットをするのに関係のないサービス
ウィルス対策ソフト500円/月不要 パソコンに入れるソフトのサービス
ネットをするのに関係のないサービス
ネットをするのに関係のないオプションの例

確認してみて必要でないならこれらのオプションは解約しましょう。

まとめ:インターネットに関係する事業者とその費用構造を理解しておくと、無駄な出費を抑えることができます

1990年代にインターネットが普及し始めたころから、先ほど見てきた3つの事業者の関係性は変わっていません。通信速度性能が上がったり(ケーブルが電線から光ファイバーになったり)、無線化されたり(ケーブルに代わって携帯電話の無線電波に変わったり)、サービスの種類や質などは大きく発展向上してきましたが、ベーシックな部分は変わってないですし、この先も当面変わりません。

基本の考え方は変わりませんので、この先も新しい商品名やサービス名称が出てきても理解しやすいかと思います。

店員さんの誘いに乗せられて不要なオプションを契約してしまうなんてことも防げるでしょう!

インターネットは便利な道具ですが、分かりにくいことも多いです。正しい知識を身に付けながら、無駄な出費を抑えながら、インターネットを楽しみましょう!

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